日本FP協会 飯村久美氏「ライフプランの重要性 女性のキャリアとFP」の講義を実施しました

こんにちは!会計ファイナンス学科教員の加納です。

 令和2年5月11日(月)、学科二年生全員を対象とする「キャリアプランニング基礎演習Ⅲ」において、ファイナンシャル・プランナー(FP)で日本FP協会AFP認定者の飯村久美先生をお招きして、『ライフプランの重要性 女性のキャリアとFP』というテーマで講義をしていただきました。飯村先生は、現在ご著書も数冊出版されており、NHKやラジオ番組他マスコミでもご活躍の先生です。

 講義は全てオンラインで実施しましたが、「なぜ将来設計を考える必要があるのか?」について、学生からチャットで意見を共有することから始まりました。その後、人口構成が変化し、働き方が多様化する中、いかに職業選択をしていくかの話が、豊富なご経験に基づく説得力のある語り口で展開していきました。

 また、ご自身が子育てをしながら、自分が好きで興味・経験のある分野で、ピンチを重ねながらも、それらを乗り越えて独立し今に至る道筋などを、柔らかい語り口で大変分かり易く説明していただきました。

 学生の提出したリアクションペーパー(課題)を見ると多くの刺激と学びを獲得したようで、熱のこもったものが沢山見られました。

 例えば、「飯村さんがどのようにしてファイナンシャル・プランナーになったのか、どのようにピンチをチャンスへと変えていったのか、詳しい実際の経緯を聞くことができ、働く女性のキャリアについても新たに知ることができてよかったです。」といった感想をはじめ、目標を立てることについての重要性を再認識し、自分なりのライフプランや夢について改めて考えて立案してくる学生も多数いました。

 また授業の後半では、日本FP協会事務局をお招きし、FP技能検定や CFP®・AFP資格の内容と有用性、資格試験に関する最新の情報を提供しました。

 学生から、「オンラインでもこの授業は有意義でした。今後も楽しみです。」という嬉しいコメントもありましたが、少し裏話をしておくと、私と飯村先生及び日本FP協会事務局とは、三者共が別々の場所で話をすることになるため、事前に何度も講義内容の打ち合わせやzoomオンライン操作のミーティングを実施し、「zoom(オンライン)でできること、できないこと」などの議論をさまざま行った上での本番だったため、「成功して一安心」が本音といったところです。

 今はコロナウイルス感染が終息に向けていくことを願うばかりですが、会計ファイナンス学科では、このような時期であったとしても、質の高い教育の提供を目指し、学生の学びを決して止めないよう教職員一丸となった取り組みを進めています。