日本証券アナリスト協会寄付講座「ビジネス・ファイナンス」

 会計ファイナンス学科教員の安藤です。会計ファイナンス学科では、社会との連携を強化し、実践的な学びを提供しています。その一環として、今年から公益社団法人日本証券アナリスト協会様のご支援のもと「ビジネス・ファイナンス」という寄附講座を開講することとなりました。

 この講義では、将来、皆さんが資産運用や金融業界で活躍するための基礎知識を身につけることができます。具体的には、ゴールベースの資産管理や、ポートフォリオ理論と資本資産評価モデルなど、幅広い知識を学びます。本講義は会計ファイナンス学科の学生は2年生以上が受講でき、選択科目ではありますが、定員を超える申し込みがあるほど人気の科目となっています。

 10月3日(木)5時限目には、公益社団法人日本証券アナリスト協会シニア・アドバイザーの前原康宏先生にお越しいただき、「投資家の視点」というテーマでお話しいただきました。

 前原先生からは、投資家が貸借対照表から企業価値を見るのと同じように、自分が持てる資本、すなわち時間や能力を使って自分の価値を高めていくことを考えるようにとのアドバイスをいただきました。企業の価値が、①社会に生み出す付加価値と、②競争優位性、そして③時流を捉えた持続性の掛け算であるように、私たち一人一人も付加価値を高め、強みを磨き、世の中の変化に対処していくべきであるというお話しをいただき、改めて学ぶことの大切さを気づかせていただきました。本講座の内容は公益社団法人日本証券アナリスト協会による資産形成コンサルタント資格の学習内容に沿ったものとなっており、本講座で学び、資産形成コンサルタント資格を取得することは、将来の資産形成や就職活動においてみなさんの強みとなることでしょう。

 次回からは、公益社団法人日本証券アナリスト協会様からのご紹介により、株式会社Spotlight代表取締役の松嶋優太様にご講義をいただきます。

 松嶋様は資産形成コンサルタント資格の上位資格であるCMA資格(日本証券アナリスト協会認定アナリスト)を取得され、M&Aを数々成功させてきた方です。実務経験のある方から学べることが本講座の魅力でもあります。本講座の学びを通じて、受講者のみなさんも将来、金融業界をはじめ、様々な分野で活躍できる人材へと成長していくことでしょう。