【小森ゼミ】世田谷教育総合センターSTEAM教育事業

会計ファイナンス学科3年小森ゼミの金井日那です。

10月29日(土)、小森ゼミの4年生3名と3年生1名が、【地域の教育支援活動】世田谷区立教育総合センターSTEAM教育事業において「ディズニープリンセスと王子様についての変遷を考えてみよう!」の授業を実施してきました。

この取り組みは、世田谷プラットフォームが地域活性化を目的に、世田谷区及び産業界と共同で企画の上実施する事業で、区内の大学がそれぞれもつリソースを活かし講座を展開しているものです。当日、保坂世田谷区長と渡部教育長が激励に来てくださいました。

今回は私たち女子大生4人が講師役となり、アンコンシャスバイアスについて、時代により変遷していく、ディズニープリンセスと王子様のキャラクターを例に説明する授業を行いました。

ディズニープリンセスの変遷を見ていくと、現実の歴史的出来事とリンクして多様なプリンセスキャラクターが生まれていることが分かります。「リトルマーメイド」のアリエルはそれまでの作品にでてくる白雪姫、オーロラ姫、シンデレラよりも自立的で、芯の強いキャラクターとして描かれています。このプリンセスの時代の移り変わりと共にイギリスで、初めての女性の首相が誕生しています。同様に王子さまの変遷を見てみると、「美女と野獣」に登場する野獣の見た目は、想像する王子様像とはかけ離れています。また、「アラジン」以降、元々は王子様じゃなかったキャラクターも多くでてきます。プリンセスや王子様が変遷してきたように、現実世界でも、多様な生き方が認められるようになっています。

私たちは授業を作成する中で、自分たちが持っている「無意識のバイアス」について再度考える機会を得ることができました。大学生も学びが多く、難しい議題でしたが、参加してくれた小学4年生、5年生の生徒の皆さん全員がワークに真剣に取り組んでくれました。授業の最後には「無意識のバイアスについて理解することができました」と感想をいただき、授業を通じてたくさんの発見があったのではないかと思います。

授業を経験して、参加してくれた小学生の生徒さんが、日常の中で「これは無意識のバイアスなのかな?」と一歩立ち止まって考えるようになってくれたら、とても嬉しいです。