【加納ゼミ】 租税教室プロジェクト

 こんにちは!加納ゼミ3年の志村です。

 令和7年2月7日(金)に、加納ゼミのプロジェクトメンバーで昭和女子大学附属昭和小学校の6年生3クラスを対象に、租税教室プロジェクトを実施しました。

 私たちは今回、小学生に税についての関心を持ってもらうことを目標に、どのように説明すれば理解しやすいかを意識して授業を作り上げました。スライドやシナリオは1から作成し、児童の目線に立って工夫を重ねました。また、児童に楽しんでもらえるようにクイズやグループワークをいくつか取り入れ、学びながら楽しく主体的に考えられる授業を目指しました。

 このプロジェクトに向けて、約1年間かけて準備を進め、加納先生をはじめ、初等部の社会科責任者である奈木野先生や、世田谷税務署・渋谷税務署の方々にご指導をいただきながら内容をブラッシュアップしていきました。

 グループワークでは児童同士が積極的に意見を交換し、活発な話し合いが行われました。「まちづくりゲーム」では、自分たちの考えた税の使い道を発表する児童の姿が見られ、「公平な税の集め方」についても、それぞれの意見を真剣に考えながら議論していました。柔軟な考え方をする児童の皆さんとのコミュニケーションは、非常に面白かったです。

 授業後の児童へのアンケートでは、「公平に集めることの大切さを学べました」「税金が50種類もあることに驚きました」「たばこ税が62パーセントもあることに驚きました」「公平に税を集めるのは大変な事だと思いました」といった感想が多く寄せられました。

 本番当日までどのような雰囲気になるのか不安もありましたが、児童たちが能動的に授業に参加し、主体的に学ぼうとする姿が印象的でした。プロジェクトは大変なことも多かったですが、それ以上に達成感が大きかったです。特に、税金という難しいテーマをどうすれば小学生に分かりやすく伝えられるかを考え抜いた経験は、私たち自身の理解を深める機会にもなりました。また、プロジェクトメンバー全員で協力しながらプロジェクトを進める中で、コミュニケーション力や主体性も鍛えられたと感じます。

 今回の授業が児童の社会科への理解を深めるきっかけになれば嬉しいです。

 最後に、租税教室プロジェクトの実施にあたりご尽力いただいた昭和女子大学附属昭和小学校の皆様、世田谷税務署・渋谷税務署のご担当者様、そしてご指導をいただいた加納先生にこの場を借りてお礼申し上げます。誠にありがとうございました。