【小森ゼミ:立教新座高校へ出前授業に!】

 こんにちは!小森ゼミ3年の板橋舞夕です。
 私たち小森ゼミ生は、会計ファイナンス学科の1年生と4年生と一緒に9月と10月に立教新座高校へ出前授業に行きました!「歩み寄るということ」をテーマに授業を行い、高校2年生男子とジェンダーバイアスや多様性について考えました。

 ジェンダーバイアスとは、女性はこうあるべき、男性はこうあるべきといった、性別に関する固定概念からくる思い込みを指します。無意識に「男らしい」「女っぽい」のような言葉を使っていませんか?それらはジェンダーバイアスかもしれません。ジェンダーバイアスは職場に限らず学校や家庭、そして自分自身の中にもあり、私たちにとってとても身近なものです。バイアスは誰しも気付かぬうちに持ってしまうため、バイアスに「気付く」ことが大切です。

 私たちが今回の授業で最も伝えたかったことは「男女という性別に、無理に個人の特性を当てはめる必要はない」ということです。性別によって考え方や役割を固定化することは、無意識のうちに私たちの視野を狭めてしまいます。人によって考え方は異なり、自分が正解だと思っていることは、隣の人にとっては正解ではないかもしれません。自分の中にある無意識のバイアスによって、知らないうちに誰かを傷つけてしまわないように、SNSなどで発言する前に一度立ち止まって考えることが大切だと思っています。

 授業の中では、世間で話題になったCMを見て感想を共有するワークを行いました。私も授業の準備でCMを見ましたが、男子高校生から自分には無い新しい視点からの感想を聞くことができ、私自身にとっても学びの多い時間でした。女子大学に通う私たちと、男子校に通う高校生という、異なる環境にいる人々が持つ多様な視点で話し合うことからは、新たな気付きを得ることができ、考え方が広がるということを改めて実感しました。

 初めて人前に立ち授業を行ったため、とても緊張しましたがたいへん貴重な体験でした。高校生とのコミュニケーションについては課題もありましたが、それ以上に多くの学びを得ることができました。高校生たちの積極的な姿勢に助けられ、活気ある授業となりました。
 9月はNHK首都圏ネットワークの取材を受けるという経験もしました。

 今回の出前授業を通して、「歩み寄るということ」の大切さを改めて実感しました。私も家庭での振る舞いや、アルバイトでの行動を思い返すと無意識のバイアスを持ってしまっていると感じました。出前授業で高校生に伝えたかったことを自分の中でも大切にして、性別や個人の違いに囚われず、個々の考え方を尊重し合える社会づくりに貢献していきたいと思います。

【こちらもご覧ください】NHK 首都圏 NEWS WEB⇒https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20240912/1000108962.html