朝日生命寄付講座「現代金融ビジネス入門」

会計ファイナンス学科教員の伊勢坊です。

会計ファイナンス学科には実務経験が豊富な教員が多数在籍しているとともに、企業と連携した実践的な授業も開設しています。今回は、朝日生命保険相互会社様と連携して実施している朝日生命寄付講座「現代金融ビジネス入門」(前期科目)、「金融ビジネスのニュートレンド」(後期科目)をご紹介いたします。

朝日生命寄付講座「現代金融ビジネス入門」および「金融ビジネスのニュートレンド」は会計ファイナンス学科の学生は2年生以上(ビジネスデザイン学科の学生は3年生以上)が受講でき、選択科目ではありますが、毎年数多くの学生が受講している人気の科目です。

これらの科目では、銀行、証券、保険を中心に、金融ビジネスの最前線で働いている実務家の方々をお招きしますので、その業務内容や業界に関する知識を臨場感あふれる形で学ぶことができます。

7月7日(木)3時限目には、朝日生命保険相互会社マーケティング・デジタル事業部の水澤理行様にお越しいただき、「生命保険会社のマーケット戦略について」というテーマでお話しいただきました。まず、少子高齢化の進展に伴う社会保障給付の増加によって、備えとしての自助努力がより求められる状況であることをご説明いただきました。次に、急速なデジタル社会の到来・普及に対し、朝日生命保険相互会社で実践されているICTを活用したマーケティング戦略について、ご説明いただきました。

受講した学生から「生命保険会社には、株式会社と相互会社があり、それぞれ、会社法、保険業法に基づき設立された法人であることを初めて知った」、「生命保険業界もICT化が急務であり、対応が進んでいることがわかった。生命保険のような難しい商品の場合、商品の比較検討ができることが大事だと思うので、ICT化が進むことは顧客には大きなメリットだと思う。企業にとっては、ICT化によって得られるビッグデータを活用することによって、活動効率・生産性の向上を図ることがわかった」などのコメントが寄せられています。

会計ファイナンス学科では、可能な限りビジネスの現場に近いところで学びを深めることを目指しています。この朝日生命保険相互会社様の寄付講座「現代金融ビジネス入門」および「金融ビジネスのニュートレンド」は、まさにその目的どおりの講座です。