キャリアプランニング基礎演習Ⅳで世田谷税務署副署長が「暮らしを支える税」について講義しました

こんにちは!会計ファイナンス学科教員の加納です。

 令和2年11月16日(月)、学科二年生全員を対象とする「キャリアプランニング基礎演習Ⅳ」において、世田谷税務署 副署長の 新城善広氏をお招きして、『暮らしを支える税』というテーマで講義をしていただきました。

 講義は教室とオンラインの同時中継で実施しました。新城氏より、税の役割・現状や普段あまり見聞きすることのない国税庁及び税務署の業務等について分かり易く説明いただきました。また適正公平な税務行政の推進、納税者サービスの向上の観点から、スマート税務行政やオンライン・ワンストップ化といった最新の税務行政の将来像などが示され、チャットポットの導入やスマートフォンを利用した所得税申告など、AIを駆使したさまざまな納税環境の整備が進んでいることなど、丁寧で説得力のある説明がなされました。

 さらに、会計ファイナンス学科の学生のキャリアプランの一つの選択肢となり得る「国税専門官」等の採用試験や職場環境の説明があり、とりわけ女性が生涯活躍できる働きやすい環境が整っている点が強調されました。

【説得力ある説明をされる新城善広氏】

 学生から提出されたコメントペーパーを見ると多くの刺激と学びを獲得したことが分かりました。例えば、「税金は、生きていく上でとても大事な知識なのに、どうして義務教育として教えてくれないのか、すごく不思議です。また私は正直国税庁、国税局、税務署など何が何だかわかっていませんでしたが、今回の話でよく理解ができ、とりわけ税務署は地元地域ごとで最も納税者に近いサービスをされている窓口であることがきちんと理解できました」「国税専門官は女性が1/3で、育休取得率100%など、女性がとても働きやすい環境が整っていて大変魅力を感じました。税務署のイメージが良い方に変わりました。一般企業と比較することで、自分のキャリアの視点が広がりました」などといったものがありました。

 会計ファイナンス学科の学生は、このように各方面の専門家からの指導を、自分たちが学ぶ専門と結びつけ、かつ自分のキャリアや人生と結びつける「生きた学び」をしています。