「第1回 オンライン講義に私たちのネット環境は耐えられるのか調査」結果発表!

 会計ファイナンス学科教員の高木です。

 新型コロナウイルスの影響で、大学は今、大きな変化を遂げようとしています。その一つがオンライン講義です。大学講義というと、大教室で100名以上の学生が一堂に会して一方向で講義が展開されるというイメージを持つかもしれません。しかしながら、今、私たちは教員・学生それぞれが別の場所に存在しながらも双方向での講義を実施する必要に迫られています。そのため私たち会計ファイナンス学科の教員はこれまでの講義とは異なった、インタラクティブかつワクワクする授業を準備しています。

 一方で、学生の受講環境は整っているのでしょうか?ゼミ生とオンラインミーティングをしているとどうも学生側の準備も十分ではないように私は思えます。このことはゼミ生たちも同じように思っているらしく、オンライン授業に「私の家のネット環境」は耐えられるのか?という不安があるようです。

 そこでゼミ生は、「第1回 オンライン講義に私たちのネット環境は耐えられるのか調査」というタイトルで在学生を対象にしてアンケート調査を行いました!

 詳しい調査結果についてはぜひ資料を見てもらいたいのですが、この調査で明らかになったことは、

(1)自宅にプリンターを持っていない人 23%

(2)オンライン授業に参加するツールは携帯(スマホ)だけの人 10%

(3)ネット通信量が足りない人がいる可能性あり

 ということでした。

この調査は昭和女子大学学生だけに限定した調査ですが、もしかしたら、オンライン講義を受ける他大学学生も同様かもしれません。通信量については他でも盛んに議論されていますが、このようなオンライン学習環境についての調査はまだ少なく、社会的にも価値ある調査ではないかと私は思っています。

https://www.swukaikeif.jp/wp-content/uploads/2020/04/718739e872e23f471c06687598492d33.pdf

 このように私たち会計ファイナンス学科は、簿記や会計、ファイナンスの知識をインプットするだけでなく、身につけた知識を社会に還元するアウトプット活動も実施しています。この調査結果が本学や他大学の教員や学生の今後のオンライン講義における一助になれば幸いです。

本調査に関する解説動画

調査者

ビジネスデザイン学科4年 清水麻帆・谷川裕香・春田海香

会計ファイナンス学科3年  光野愛未・滝澤真衣

ビジネスデザイン学科3年 長嶋梨奈

明治大学経営学研究科博士前期課程 岡田天太