【小森ゼミ「チャレンジコーヒーバリスタコンテスト」にボランティアとして参加して】

 こんにちは。小森ゼミ3年の伊藤そよかです。

 先日、私たち小森ゼミ生と、他学科の学生合計13名で、第4回「チャレンジコーヒーバリスタ」のボランティアに参加しました!「チャレンジコーヒーバリスタ」は、一般社団法人日本サステイナブルコーヒー協会が主催する、障がいのある方たちのコーヒーバリスタのコンペティションです。私たち昭和女子大の他に3大学の学生と、沢山の企業の方がボランティアとして参加していました。

 当日は、一次予選を勝ち抜いた10組のチームが参加していて、会場での二つの審査から一番美味しくコーヒーを入れたチームを選びます。昭和女子大学生は、1名ずつ1チームについて、1日サポートをするという役割でした。障がい者の方は、身体障がい・知的障がい・精神的障がいを持つ方など、様々で、障がいの指数も軽度から重度まで、個人により異なりました。私がサポートしたのは、5名の障がいを持つメンバーと、2名のサポーターから構成されるチームでした。メンバーの内、4名は知的障がいをお持ちの方で、その中でも、障がいの指数は異なり、併せて音声機能障がいや聴覚障がいを持つ方もいらっしゃいました。もう1名の方は、元々は健常者でしたが、交通事故で後天的に身体障がいと軽度の知的障がいを持った方でした。

 私は生活する中で、障がいを持つ方と触れ合う機会が全くと言っていいほどありません。初めはどのように接したらよいのか少し悩みました。知的障がいを持つから、可哀想というマイナスな偏見や認識は絶対に持ちたくないという気持ちと、自分とは違うところがあるからといって、小さな子どもとコミニュケーションを取るように接することはしたくないという気持ちを持っていました。だから結局は、自分の友達と話す時と同じように話し、常に「友達になろう」という気持ちを持っていつもの自分で接することにしました。その行動の是非はわかりませんが、5名のメンバー全員が、私に自分から話しかけて下さるようになり、チームの成功を私とも共有して下さりました。その当日初めて会ったのにも関わらず、同じ喜びを共有できることがとても嬉しく、自分を友達として認めてもらえたような気がして心が温かくなりました。

 私が支えになるんだという意識を持ってボランティアに参加したにもかかわらず、メンバーの方たちから手話を教えてもらったり、緊張する私に声をかけて手を握って下さったりと、逆に私が支えられました。

 また、チームのサポートメンバーや、実行委員の方々が、自分にない考えや相手を本気で想う心を持って、尽力される姿を目の当たりにし、私がこの場にいられることを、本当にありがたいと思いました。このような素敵なイベントにボランティアとして参加できたことは、とても貴重な経験でで、私の狭い世界と視野が大きく広がりました。今後手話をもっと覚えて、絶対に来年もこのボランティアに参加したいと思いました。